2005沖縄・八重山の旅<1>~小浜島の豊年祭?~
さてと、今年の夏休みの旅行記を書き始めることにします。
最後まで書ききれるかしら・・・我ながら心配でありますが、
マイペースにやっていくことにしましょう・・・
会社は7/29(金)から休みをとりましたが、
例のごとく、いつもいっぱいいっぱいに旅行のスケジュールを立てる我が家。
7/28(木)の就業後、羽田に急ぎ最終便で那覇に飛びました。
その日の宿は、次の日の早朝便で石垣に飛ぶということで、
空港から近い安いビジネスホテル。確か、二人で6000円台だったかな。
効率化重視のホテルで、部屋以外の共有スペースは空調なし。
お部屋も、寝台列車のように狭い空間に必要なものが、感心するくらい
うまいこと収まっています。
これはこれで、すごくポリシーを感じられて納得のいく宿でした。
※あ~こんなペースで書いていたら、到底ゴールに辿りつかないわ・・・^^;
次の朝6時起きで、一便で石垣に飛び、空港から宿にまず立ち寄って大きな荷物を
置き、すぐに離島桟橋に直行して、小浜島行きの船に飛び乗りました。
30分くらい船に乗ると小浜島に着きました。確か11時頃だったと思います。
今回、日帰りで小浜島を旅行の行程に入れた目的は、豊年祭でした。
とはいえ、事前の情報では、小浜島の豊年祭は秘祭らしく、一切の撮影は禁止されているということだったので、どのようなかたちで見ることができるのか、心配・・且つ・・少し楽しみにしていたのでした。
そして、船が小浜島の桟橋につくと、いきなりこのポスターがお出迎え。
いたる柱にペタペタと貼ってあります・・・
こんなポスターを見て、うわぁ~、やっぱり秘祭なんだぁ~。
と、妙にワクワクしてしまうのでした。
まずは、港の前で2人乗りのスクーターをレンタルすることにしました。
レンタサイクル屋で、そこのバイトの女性と島の人に、豊年祭について聞いてみると・・・
どうも2人とも、何か話しをしにくそうなのです。
豊年祭は、実は前日が山場だったらしく、昨日小浜島に来ていたら、村のほとんど
が島外の人は立ち入り禁止だったらしく、今日来てよかったねぇということでした。
バイトの女性に、昨日の祭りを見たか聞いてみたら、これまた、とても話しずらそうに
「はい、少し見てしまいました・・・」「どんなでしたか?」「え・・・話をしていいのかどうか・・・・」
といった感じです。
う~、気になります。でも、本当に触れてはいけないことのような雰囲気を察する
ことができて、こちらもピリピリとした緊張感を感じました。
スクーターを走らせ、村の中心部にくると、人気がほとんどありません。
たまに、路地から着物を着た男性が、ちょろちょろと姿を見せるあたり、
どうやら、どこかで何かが行われている気配だけは、感じるのでした。
この後、島をぐるっとドライブして村に戻ってくると、ちょうど御嶽らしきところから、
着物に、クバの団扇を帯に挿したオジー達が、ぞろぞろと出てくるところに出くわしました。
皆さん、とても神妙な顔をしています。
以前、小浜島に来た時の島のオジー達の印象とは全く違います。
その雰囲気に圧倒され、当初のワクワクした気持ちは、どこかに行ってしまい、
とても反省させられる気持ちになっていました。
私たちは、遠く離れて道の端にこっそりと立って、オジー達が歩いていくのを
無言で見ていました。そんな私たちに、一人のオジーが、「見るものは何もないよ。」
と声をかけてきました。
そうなのです。島の人にとって、この豊年祭は本当に生活に根付いたプライベートな
儀式であって、見世物などではなかったのです。
「写真を撮らなければ良いのよね」、そういう問題ではなかったのですね・・・
5年前に、小浜島のアンガマを見にきましたが、アンガマはほとんどを観光客にも
見せていたのですが、豊年祭は特別なんですね・・・
今回の旅で、この後、石垣島、黒島の豊年祭を見る予定でいましたが、
最初の最初で、島の人にとっての豊年祭という祭の重みを肌で感じることになりました。
ということで、豊年祭はあきらめ。。。というか、上記のことを実感できただけでも
良い勉強になったと思い、妙な充実感に浸ってしまったのですけども。。。
残りの時間は、バイクで小浜島をまわりました。
こちらは、5年前にお世話になった「うふだき荘」。
小浜島の名物おじいのいる宿ですね。
海に向かって一直線に延びる道。両脇にはさとうきび畑。
牛の放牧もされています。後に行く黒島ほどではないですが。
大岳(うふだき)の頂上から港の方角の眺め。
島の人の話では、今日はいつにも増して海の色がきれいだったらしいです。
海の色がまぶしすぎます。
そして、西表島の方向に延びている半島の先の細崎(くばさき)へ。
5年前にもあった、細崎子供会の壁絵。
5年の年月で多少色あせたように思うけど、変わらずここに同じ景色があることに感動。
西表島に向かって、大きなマンタの塔。
西表と小浜の間の海域では、マンタによく出会えるそうです。
私はダイビングをしないので、縁がなさそうですが^^;
そして、小浜島といえば、NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台として
脚光を浴びたところですよね。
5年前には、既に放映されていましたが、特に「ちゅらさんポイント」なるものは
なかったのですが、今回小浜に行ってみると、いたるところに「ちゅらさんの××」
が出来ていて、おかしかったです^^
そのいくつかを紹介。
えりの家「こはぐら荘」。
普通に島の方が住んでいらっしゃいます。
「ちゅらさん展望台」なる新しい観光名所(?)ができていたことにびっくり。
さらには、「ちゅらさんの碑」なんか立てちゃって、もう・・やりすぎなんだから(笑)
でも、しっかり写真とってきちゃう私も私です^^;
遠く丘の上に一本立つ木が、「和也の木」。
知人に聞いたら、枯れてきちゃってて、困っているそうです。
こはぐら荘の車。
リゾートホテル「はいむるぶし」の中にありましたので、ミーハーにも写真におさめて
きました^^;
一通りドライブをしたら、ランチはここ! って決めていた「やしの木」の前に
来ると、なんと定休日。
あ~、ここのカレーに黒糖サンデー美味しかったのになぁ・・・残念。
お昼が食べられるところを探してバイクを走らせると、
以前はなかったと思われる「南風(はえ)」という食堂の看板があったので、
寄ってみることにしました。
ここで、私は八重山そば、Sくんはソーメンちゃんぷるをいただきました。
食後は、庭でブルーシールアイスを食べながら木陰で一休みをしました。
太陽の陽射しは厳しいけど、木陰に入ると風がそよそよ、とても気持ちよかったです^^
※ハンモックの上は私。
小浜島編はこんなところでおしまい。
でも、まだ一日目の3時くらいまでの出来事なんです。
この後、石垣島に戻り、夜は石垣島の豊年祭です。
こちらは次で報告します。
最後まで書ききれるかしら・・・我ながら心配でありますが、
マイペースにやっていくことにしましょう・・・
会社は7/29(金)から休みをとりましたが、
例のごとく、いつもいっぱいいっぱいに旅行のスケジュールを立てる我が家。
7/28(木)の就業後、羽田に急ぎ最終便で那覇に飛びました。
その日の宿は、次の日の早朝便で石垣に飛ぶということで、
空港から近い安いビジネスホテル。確か、二人で6000円台だったかな。
効率化重視のホテルで、部屋以外の共有スペースは空調なし。
お部屋も、寝台列車のように狭い空間に必要なものが、感心するくらい
うまいこと収まっています。
これはこれで、すごくポリシーを感じられて納得のいく宿でした。
※あ~こんなペースで書いていたら、到底ゴールに辿りつかないわ・・・^^;
次の朝6時起きで、一便で石垣に飛び、空港から宿にまず立ち寄って大きな荷物を
置き、すぐに離島桟橋に直行して、小浜島行きの船に飛び乗りました。
30分くらい船に乗ると小浜島に着きました。確か11時頃だったと思います。
今回、日帰りで小浜島を旅行の行程に入れた目的は、豊年祭でした。
とはいえ、事前の情報では、小浜島の豊年祭は秘祭らしく、一切の撮影は禁止されているということだったので、どのようなかたちで見ることができるのか、心配・・且つ・・少し楽しみにしていたのでした。
そして、船が小浜島の桟橋につくと、いきなりこのポスターがお出迎え。
いたる柱にペタペタと貼ってあります・・・
こんなポスターを見て、うわぁ~、やっぱり秘祭なんだぁ~。
と、妙にワクワクしてしまうのでした。
まずは、港の前で2人乗りのスクーターをレンタルすることにしました。
レンタサイクル屋で、そこのバイトの女性と島の人に、豊年祭について聞いてみると・・・
どうも2人とも、何か話しをしにくそうなのです。
豊年祭は、実は前日が山場だったらしく、昨日小浜島に来ていたら、村のほとんど
が島外の人は立ち入り禁止だったらしく、今日来てよかったねぇということでした。
バイトの女性に、昨日の祭りを見たか聞いてみたら、これまた、とても話しずらそうに
「はい、少し見てしまいました・・・」「どんなでしたか?」「え・・・話をしていいのかどうか・・・・」
といった感じです。
う~、気になります。でも、本当に触れてはいけないことのような雰囲気を察する
ことができて、こちらもピリピリとした緊張感を感じました。
スクーターを走らせ、村の中心部にくると、人気がほとんどありません。
たまに、路地から着物を着た男性が、ちょろちょろと姿を見せるあたり、
どうやら、どこかで何かが行われている気配だけは、感じるのでした。
この後、島をぐるっとドライブして村に戻ってくると、ちょうど御嶽らしきところから、
着物に、クバの団扇を帯に挿したオジー達が、ぞろぞろと出てくるところに出くわしました。
皆さん、とても神妙な顔をしています。
以前、小浜島に来た時の島のオジー達の印象とは全く違います。
その雰囲気に圧倒され、当初のワクワクした気持ちは、どこかに行ってしまい、
とても反省させられる気持ちになっていました。
私たちは、遠く離れて道の端にこっそりと立って、オジー達が歩いていくのを
無言で見ていました。そんな私たちに、一人のオジーが、「見るものは何もないよ。」
と声をかけてきました。
そうなのです。島の人にとって、この豊年祭は本当に生活に根付いたプライベートな
儀式であって、見世物などではなかったのです。
「写真を撮らなければ良いのよね」、そういう問題ではなかったのですね・・・
5年前に、小浜島のアンガマを見にきましたが、アンガマはほとんどを観光客にも
見せていたのですが、豊年祭は特別なんですね・・・
今回の旅で、この後、石垣島、黒島の豊年祭を見る予定でいましたが、
最初の最初で、島の人にとっての豊年祭という祭の重みを肌で感じることになりました。
ということで、豊年祭はあきらめ。。。というか、上記のことを実感できただけでも
良い勉強になったと思い、妙な充実感に浸ってしまったのですけども。。。
残りの時間は、バイクで小浜島をまわりました。
こちらは、5年前にお世話になった「うふだき荘」。
小浜島の名物おじいのいる宿ですね。
海に向かって一直線に延びる道。両脇にはさとうきび畑。
牛の放牧もされています。後に行く黒島ほどではないですが。
大岳(うふだき)の頂上から港の方角の眺め。
島の人の話では、今日はいつにも増して海の色がきれいだったらしいです。
海の色がまぶしすぎます。
そして、西表島の方向に延びている半島の先の細崎(くばさき)へ。
5年前にもあった、細崎子供会の壁絵。
5年の年月で多少色あせたように思うけど、変わらずここに同じ景色があることに感動。
西表島に向かって、大きなマンタの塔。
西表と小浜の間の海域では、マンタによく出会えるそうです。
私はダイビングをしないので、縁がなさそうですが^^;
そして、小浜島といえば、NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台として
脚光を浴びたところですよね。
5年前には、既に放映されていましたが、特に「ちゅらさんポイント」なるものは
なかったのですが、今回小浜に行ってみると、いたるところに「ちゅらさんの××」
が出来ていて、おかしかったです^^
そのいくつかを紹介。
えりの家「こはぐら荘」。
普通に島の方が住んでいらっしゃいます。
「ちゅらさん展望台」なる新しい観光名所(?)ができていたことにびっくり。
さらには、「ちゅらさんの碑」なんか立てちゃって、もう・・やりすぎなんだから(笑)
でも、しっかり写真とってきちゃう私も私です^^;
遠く丘の上に一本立つ木が、「和也の木」。
知人に聞いたら、枯れてきちゃってて、困っているそうです。
こはぐら荘の車。
リゾートホテル「はいむるぶし」の中にありましたので、ミーハーにも写真におさめて
きました^^;
一通りドライブをしたら、ランチはここ! って決めていた「やしの木」の前に
来ると、なんと定休日。
あ~、ここのカレーに黒糖サンデー美味しかったのになぁ・・・残念。
お昼が食べられるところを探してバイクを走らせると、
以前はなかったと思われる「南風(はえ)」という食堂の看板があったので、
寄ってみることにしました。
ここで、私は八重山そば、Sくんはソーメンちゃんぷるをいただきました。
食後は、庭でブルーシールアイスを食べながら木陰で一休みをしました。
太陽の陽射しは厳しいけど、木陰に入ると風がそよそよ、とても気持ちよかったです^^
※ハンモックの上は私。
小浜島編はこんなところでおしまい。
でも、まだ一日目の3時くらいまでの出来事なんです。
この後、石垣島に戻り、夜は石垣島の豊年祭です。
こちらは次で報告します。
by gooday1223
| 2005-08-11 03:23
| ★沖縄