にじいろ*スケッチ

2005沖縄・八重山の旅<3>~石垣・四ヶ字 豊年祭~

1日目、小浜島から戻り、夕方から石垣島・四ヶ字(しかあざ)の豊年祭を見学に出かけました。

私たちがこの日見学することができたのは、
豊年祭の2日目に行われるムラプーリィ という祭りでした。

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宿で話を聞いて、石垣市内の御嶽(うたき)まで行ってみると、既には祭りは始まっていて、すごい活気でした。



御嶽の入り口に「豊年祭」という門がつくられ、その中の社に「ノロ」と呼ばれ神の司
として農耕儀礼を司る女性が3人座っています。
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頭に白いハチマキをしているのが、「ノロ」の方です。
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沖縄は二期作のため、この時期には1期目の収穫があります。
豊年祭は、その収穫の喜びを神に感謝する大切なお祭りなのだそうです。
各集落から、夫々祈願の言葉が書かれた大きな旗 と 踊りの奉納が続けられます。
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炎天下でしたが、大きなガジュマルの木の下で奉納の踊りが次々と繰り広げられていました。
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どの集落の踊りも、最後は「カチャーシ」という、みんなで賑やかに踊る踊りで締めくくられます。
真中で踊っているおじさんは、石垣市長。
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祭りをより一層華やかに荘厳なものにしていたのは、色鮮やかな「旗頭」。
各集落から選ばれた清栄の男性たちが、10m近い旗柱を腰紐の上に乗せて
掛け声をかけながら運ぶ姿は勇ましかったです。
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10本以上の旗柱が立ち並びました。
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各集落の奉納が終わると、
東から「五穀の神」が、西から「真乙姥(まいつば)御獄の巫女」が板の舞台の上に
乗せられて御嶽の前まで運ばれてきて、神から巫女に「五穀の種子」を授受すると
いう儀式が行われました。
ひげをつけた小さな子供の「五穀の神」かわいかった^^
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逆光だけど、「五穀の種子」の授受をしているところ。
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次に、すごい人で良く見えなかったのだけど、「カヌチ」と呼ばれる棒を雄雌の綱
に差し込む「アヒャー綱」という儀式が行われました。
真中で踊っている女性は「カヌチ」の棒を差し込む役の人で「ブルピトゥ」というらしく
これに選ばれるのはとても名誉なことなんだそうです。
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ここまで終わると、祭りは東の御嶽に移動します。
御嶽の前の道路脇に置かれた長い(恐らく100mはあったんじゃないかなぁ)綱を、
見物客も総動員で、東の御嶽まで引いて移動させました。
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夜の祭りのクライマックスに向けて、見物客が増えてきて、民家のベランダ
にもたくさんの人が鈴なりになっていました。
本格的なカメラマンも結構いて、さすが石垣島の豊年祭だけあります。
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暗くなってくると、ますます踊りもヒートアップ。
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そして、ムラプーリィのクライマックス。
綱の東西から、剣と槍を持った武士が板の舞台に乗って登場してきました。
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東西の武士が御嶽の前までくると、板の舞台がつけられて、その上で立ち回りを披露します。
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見物客も押せや押せやの大興奮で、掛け声も飛び交って凄まじい熱気。
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最後は、見物客も全員参加の綱引きが行われました。
「見ているだけではなくて、一緒に綱を引いて幸せを呼び込みましょ~」ということで
私も、すごい人の中、なんとか綱に手をのばして綱引きに参加してきました。

ちなみに勝敗は東側の勝ちでした。
(石垣島の知人の話では、豊作を祈願するために、東が勝つようになっているとか、いないとか・・・・)

想像以上に熱い祭りだった、石垣島の豊年祭。

お盆の時期のアンガマとかのほうが有名だと思っていましたが、それよりも、
もっと島の人たちが力を入れ、1年で最も盛り上がるお祭りだったということを
後で知りました^^;
見終わった後は、舞台、ミュージカルを見た後のような感動が残りました。
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本当は、もう少し一つ一つの儀式の細かい意味まで知った上で見ると、また違うんでしょうね。
次回(あるのかな?)の課題ということで・・・
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by gooday1223 | 2005-08-14 10:00 |    ★沖縄 | Comments(5)
Commented by small-small-world at 2005-08-14 09:28
素晴らしい体験でしたね!!私も是非行ってみたい!
儀式のそこここに民俗行事の原型が見えてとっても興味深いです。日本全国に今も受け継がれている行事とのつながりもとってもおもしろいです。日本の文化の原型は、農耕文化なのですよね。そしてその源流は沖縄あたりなのかもしれませんね。
Commented by gooday1223 at 2005-08-15 00:07
small-sma-ll-worldさんへ
はい、想像以上に熱い沖縄の行事を経験することができました。
お盆の行事も神秘的で大切なもののはずですが、こちらは農耕文化の中の豊年を祈願する人々の生活に密着した祭りなだけに、その盛り上がり方も半端じゃなかったんですね。見てみて納得しました。
参加している人が皆生き生きとした表情をしていたのが印象的でした。
Commented by 新川ハルレ-・ヒヤ-! at 2006-04-18 19:58 x
こんばんは、石垣島の新川の人です。石垣島の豊年祭意味ある行事です。意味を知って見ればもっと細かいとこまで目が行くでしょう。
実は、ツナヌミンの上に乗って戦っているのは、自分です。カマの方です。緊張はしましたが、も一度乗ってみたいですね。でも、一回乗った人は、次が無いのです。乗る人も、ちゃんと今年は誰が乗るって言うのを新川村の人が入札できめます。詳しくは是非、またいらして、新川公民館にお越し下さいね。^^
Commented by gooday1223 at 2006-04-19 01:26
新川ハルレ-・ヒヤ-!さん
こんばんは~。石垣島の新川からコメントいただけるなんて、それも、ツナヌミンの上に乗っていた方!!! それもそれも、カマの方だなんて~もうびっくりです。こんな細々としたブログを見つけてくれてコメントを残してくださった奇跡に驚いてます。ブログやっててよかったな~って思いました。カマの方ということは、私、とても近くから見上げてましたよ。夕暮れ時にたいまつに照らされて、すごく精悍な動きと表情に釘付けでした(^^)本当に一番感動した場面と言っても言いすぎではないですね・・・(つづく)
Commented by gooday1223 at 2006-04-19 01:34
新川ハルレ-・ヒヤ-!さん (つづき)
 ※文字数オーバーになってしまったので、つづきです。
ツナヌミンに乗る人は、入札で決めるんですね。選ばれるということは、大変名誉なことなんでしょうね。男の人の憧れなのではないかと推察します。昨年は、何も勉強せず伺って、ただただ感動して帰ってきましたが、一つ一つの行事の意味をもっと理解できていると、おっしゃるように、もっといろんな見方ができたのになぁ・・・と見終えてから思いました。ブログにも、勝手なことを書いてしまって、間違いや認識違いで失礼をしてしまっていたら、ごめんなさい。石垣島は、とっても好きなところなので、また度々伺うと思います。その際は、新川公民館に伺ってみますね^^ いやいや、ほんとにコメントありがとうございました。よかったら、また遊びにきてくださいね~(^^)